紫外線の肌への影響を徹底解説!光の波長によって違う3つの紫外線

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夏は紫外線が気になりますよね。油断していると顔や腕が真っ黒なんてこともあると思います。今日は、この紫外線について深く掘り下げ、UVAやUVB、spf、UAなど、ちょっと聞きなれない紫外線対策のコツを徹底的に解説します。

身体によくない紫外線とは?

紫外線と一言で言っても、実は大きく分けて4種類あります。ここではそれら紫外線が私たちの身体にどのような影響を出してしまっているのか、解説します。

4つの紫外線

紫外線はUltra Violet Ray(UV)の略で、「非常に優れた光」と言う意味があります。波長の長さで大きく分けて3種類あります。

  1. UVA(320~400nm)
  2. UVB(230~320nm)
  3. UVC(1~230nm)

本当は上の3つだけと言ってもいいのですが、あえて4つ目を足すなら、人工紫外線というものもあります。

自然紫外線は単体では存在していません。太陽光線は紫外線、可視光線、赤外線の10万種類もの波長が複合的に絡み合った光の集合体で、連続フルスペクトルと呼ばれており、簡単に言えばごちゃ混ぜの波長の光ということです。

ですが人工紫外線は単体で作られた波長ということです。なので、例えば日焼けマシーンを作るために、320nm前後のUVBを単独で当てるためには、この人工紫外線を作らなければならないということです。

どの紫外線が身体に悪いか

結論から言うと、人工紫外線です。単独で存在しているため、副作用が強く出る可能性があると言うのです。皮膚がんのリスクが高いのもまた、この人工紫外線ではないか?と言う指摘もあります。

またUVA、UVB、UVCのどれも、特徴的な働きを持っていてそれぞれに長所と短所が存在します。目、皮膚、アレルギー、免疫異常など、様々な異常について考えていくべきです。

自然紫外線3つの特徴とは?

自然紫外線について詳しく見ていきましょう。それぞれに特徴がありますが、単独で存在しているのではありません。季節によっても大きく変わります。ここでは夏の時期に考えるべき紫外線を押さえておきましょう。

UVA

320~400nmの波長をもつこのUVAは、それほど人体への影響がないと思われていましたが、細かく見ていくと実は少し問題点が見えてきます。

UVAの問題点としては次のことが挙げられます。

  • 皮膚への影響
  • 目の影響
  • アレルギー

などがあります。よく、オゾン層の破壊が紫外線を強くしていると言われていますが、このUVAはオゾン層が破壊されるよりもずっと前から地表に届いていたとされるので、オゾン層とは無関係の紫外線と言えます。

ここでは詳しく見ていきましょう。

皮膚への影響(サンタン)

サンタンと呼ばれる現象を知っていましたか?サンタンとは、UVAによってじわじわ黒くなる日焼けのことです。長期的に浴びているとシワやたるみなどの肌の老化を早めてしまうので、注意が必要です。

目への影響

UVAの65%は目の中の水晶体を通過し、網膜まで到達します。炎症を引き起こし、充血の原因となります。

アレルギー

日光蕁麻疹や多形日光疹などの光線過敏症の原因になります。夏になると蕁麻疹や痒みが出る人は要注意です。

UVB

皮が剥けるような日焼けをイメージしてもらえればわかりやすいのですが、肌にとっては強力なダメージになることがあります。ここではUVBについて詳しく見ていきましょう。

皮膚への影響(サンバーン)

皮膚が赤くなり、しばらくして皮が剥けるような経験はありませんか?このような症状をサンバーンと呼びます。水ぶくれなどの症状が出ることもあるので注意しましょう。

サンバーンは肌にシミ跡を残しやすいとも言われていて、皮膚ガンのリスクもあげてしまいます。皮が剥けるような日焼けにはならないように注意しましょう。

目への影響(白内障)

網膜への到達は10%程度ですが、網膜への蓄積されたダメージが多くなると白内障などの網膜への重篤な症状を出す危険があります。

免疫機能への影響

皮膚に存在するランゲルハンス細胞は遺物の侵入をリンパ球に伝える働きがあるため、UVBによりランゲルハンス細胞の機能低下が起きてしまうと自ずと免疫機能も低下してしまいます。

ランゲルハンス細胞が機能低下を起こした部分から細菌やウィルスは容易に侵入でき、感染症やいろんな免疫異常を引きおこす結果となります。

小さな子ども、高齢者、抗がん剤治療中の人など、免疫力が高くない人は特に要注意です。

UVC

UVCのほとんどはオゾン層で吸収されるため、地表に差し込むことはありません。殺菌や脱臭、空気清浄の効果があるとされています。人工的に作られたUVCは殺菌ランプなどに使われています。

紫外線を避けるには?

UVBのような、明らかに肌へのダメージの強い紫外線は出来るだけ避けたいですよね。しかし、夏場の暑い時期は太陽との距離が近くなるので、UVBの影響が冬場と比べて5倍になり、UVAに関しても2倍になると言われています。ここでは、そんな夏の紫外線対策に必要な、PAとspfについてお話します。

PAとは?

PAとは、UVAをカットするもので、レベルは段階的に、+、++、+++、++++に分けられます。+の数が多いほどその効果は高いとされています。

日焼け止めクリームの「spf50」は必要なし

日焼け止めクリームを選ぶとき、spf50が最高に肌を守ってくれると信じている人が多いと思います。しかし実はこのspf50というのは、クリームを塗ってから1000分間(50×20)で日焼け止め効果があるという意味なのです。

つまり、1000時間=約16時間効果が持続

ということです。ちょっと考えてみればわかるのですが、そんな長い時間紫外線に晒されることなんて滅多にありませんよね?なので、普段使いの日焼け止めなら、spf30あれば十分です。

肌に優しい日焼け止めとは?

毎日外出する人にとって、日焼け止めクリームは必需品です。しかし、毎日つけるなら、肌に優しいものをつけたいですよね。ここでは、肌に優しい日焼け止めの条件を解説します。

紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の違いは?

日焼け止めには、主に「紫外線吸収剤」を使ったタイプと「紫外線散乱剤」のタイプが存在します。紫外線吸収剤は受けた紫外線を、一度吸収してから外に逃がすことで肌を守りますが、その時に人によっては肌が赤くなったり痒くなったりすることがあります。

紫外線散乱剤は、「ノンケミカル」という表示のもので、受けた紫外線を散乱・反射させることで肌へのダメージを防ぎます。肌への負担が少なく、敏感肌の方や、お子さんのデリケートな肌にはこちらがおすすめです。

肌に優しくて毎日つけたくなる日焼け止めとは?

上述した通り、spf50は必要なく、できれば紫外線吸収剤不使用で、できればその他の化学物質もできるだけ避けたいですよね。でもそんな都合の良い日焼け止めないかなーって半ば諦め気味で色々調べていたら、なんと自宅にありました笑

それがこちらのママバターです。

シリコン、紫外線吸収剤、鉱物油、合成香料、合成着色料、パラベン不使用という徹底ぶりでした。今日話したような内容は僕の妻は全て把握していたみたいで脱帽です笑

パラベンというのはあまり聞きなれないかもしれませんが、防腐剤のことです。シャンプーなどにも使われていることがあるのですが、決して肌にいいものではありません。

肌に塗らずに紫外線対策はできる?

もちろんできます。というか目の症状は日焼け止めでは庇いきれませんもんね。ここではUVA、UVB両方の紫外線対策になるものをご紹介します。

遮光率・UVカット率がともに100%カットの傘

やっと見つけました。遮光率100%の傘はたくさんあったのですが、UVカット率の高い傘はなかなか見つかりませんでした。でもやっと、おしゃれでカラーバリエーションもあり、遮光・UVカット率100%のものがありました。それがこちらです。

多分ほとんどの人が、遮光率100%の時点で満足してしまっていると思いますが、今日の記事を読んだあなたは、遮光よりもUVだということがなんとなくお分かりになられると思います。

小さいお子様がいるお母さんにはこんなものはどうですか?

日傘を探している最中にもう1つ気になるものを見つけました。これは子どもさんが小さければ是非とも使って欲しいものです。それは

こちらもUVカット率99.9%なので、ほぼ大丈夫です。小さいおこさんの方が皮膚への影響は強いので、注意が必要です。生まれたばかりのお子さんがいれば、是非とも導入していただきたいです。

まとめ

今日は紫外線について掘り下げていきました。意外と知られていないことが多く、UVAもUVBもごちゃ混ぜになっている人が多いようです。UVカット商品の多くはUVAだけだったり、ひどいものだと遮光だけだったりします。(それでも多少はUVカットになりますが)正しく選んで夏の紫外線対策に役立ててください。

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